「TOMODACHI世代サミット」に270名以上の参加者が集結し、ハガティ駐日米国大使列席の下、成功裏に閉幕
2017年9月10日に「TOMODACHI世代サミット2017」が学校法人昭和女子大学で開催され、招待客、支援者、TOMODACHIアラムナイ(プログラム経験者)を含む270名以上が集結しました。本サミットは2015年に続いて、2回目の開催となり、本年は、アラムナイが独自にサミットを企画し、運営を担いました。
本サミットは、米日カウンシル理事長デニス・テラニシ氏の開会の辞に続き、会場をご提供いただいた、昭和女子大学理事長 坂東眞理子氏の挨拶で幕を開けました。その後実施された「モーニング・プレナリーセッション」には、TOMODACHIイニシアチブのパートナーである米国大使館および日本国政府の代表者の他、3名のアラムナイが登壇し、「TOMODACHI世代」が未来の構築において担う役割に関して議論を交わしました。
続いて、アラムナイによる6つのワークショップとヤング・アメリカンズによるダンスのワークショップが実施されました。ワークショップはCommunity(コミュニティ)、Identity(アイデンティティ)、Leadership(リーダーシップ)、STEM(理系分野)、Travel(冒険)、Women’s Empowerment(女性のエンパワメント)の6つのテーマに沿って実施されました。本サミットの運営委員会が選択したこれらのテーマに関し、アラムナイのリードの下、TOMODACHI世代の関心を踏まえつつ、参加者が議論を交わしました。
午後はIndustry Insightsと名付けられたパネルディスカッションが開催され、様々な分野で活躍するアラムナイや関係者が登壇し、それぞれのキャリア選択や業界について知見を共有し、議論を重ねました。また終盤に実施されたエキスポ企画では、17の展示ブースが設けられ、参加者が留学情報等を得た他、各地域のアラムナイの繋がりを強化する目的で今年3月に導入された「TOMODACHI世代地域フレームワーク」の7つの地域に関して学びました。また、エクスポと同時に実施されたTOMO Voicesのコーナーでは、12名のアラムナイがTOMODACHIプログラムの経験や学び、各自の取り組みについて発表しました。
サミットの締めくくりとなったレセプションでは、8月に就任されたウィリアム・F・ハガティ駐日米国大使並びにプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン株式会社 取締役ERM・グローバル規制対策担当福田雄彦氏をお招きし、関係者出席の下、サミットの成功を祝いました。ハガティ大使はサミットの閉幕に際し、「日米関係は断固たるものです。」と述べた上で、「皆さんが戦略的なパートナーシップやアライアンスを、真のパートナーシップへ、そして真の友情へ変革させる原動力となるのです。貴方達が我々のパートナーシップの新しい担い手です。これはとても重要な任務であり、そして皆さんが素晴らしい成果を生むことを楽しみにしています。」と述べ、会場のアラムナイを激励しました。
本サミットの運営委員長 安藤 啓人氏は、以下のように述べました。「『恩送り』という考えが、強固なアラムナイネットワークやコミュニティの基盤となっています。TOMODACHI世代サミットが初開催された時のボランティアの経験、またその時に感じた共同体意識と、他の人も繋がり合える場を作りたいと思った気持ちが、今回運営委員長として立候補した理由です。今年のサミットで成し遂げたこと、そして、私たちが影響を与えた人達が、「TOMODACHI世代」というある種の運動を、より強化してくれることを願っています。」
また、本サミット運営副委員長・広報担当の伊藤 樹里氏はサミットを振り返り、以下のように述べました。「広報担当としてサミットを宣伝してきましたが、『Meet, Merge, Move (発見、交流、動力)』というサミットのメッセージがうまく伝わっているか心配でした。しかし、レセプションに集まったアラムナイの姿を見たり、SNS上に投稿されているサミット後の投稿を読んだりする中、運営委員会として、最高の出来だったと自信を持って言うことができます。TOMODACHIの仲間に対しても、感謝の気持ちでいっぱいです。一人で『動力』を生み出すことはできないのですから。」
本サミットは、プルデンシャル財団から多大なる支援を受け開催されました。次回のサミットは2018年11月4日(日)に予定されています。