第2回「40サミット」開催:ローカルな視点や地球規模の変化に向けての協力について議論
2017年8月4日と5日に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで、「第2回米日カウンシル TOMODACHI U40サミット」が開催されました。
「グローバルコネクション・ローカルな視点」というテーマのもとに、日米のあらゆる分野から約60名の40歳以下の若手リーダーが集結しました。日本からは、東北・関東・関西・沖縄各地域を担当するTOMODACHIアラムナイ・メンターの代表者、そしてTOMODACHI-Mitsui & Co. リーダーシップ・プログラムのアラムナイおよび米日カウンシルの現在のアソシエート・メンバーらおよびその候補者が参加しました。多文化都市、ロサンゼルス開催という 地の利を生かして、参加者はリトルトーキョーにおける日本人および日系人コミュニティーの独自性について、深い理解を得る機会を持ちました。本サミットは昨年の第1回U40サミットに引き続き、TOMODACHI新生リーダープログラム(ELP)運営委員会が企画・運営しました。
本年のオープニングレセプションは全米日系人博物館(JANM)で開催されました。登壇者たちは若手リーダーが、地域およびグローバル・コミュニティーに積極的に関与することの重要性と、それが及ぼす日米関係への影響について議論しました。
サミットでは、「ロサンゼルスの歴史とリトルトーキョーの社会サービス」、「コミュニティーの構築」、「芸術と文化」というテーマでプログラムが実施されました。参加者はJANMのメンバーに率いられて、第二次世界大戦に参加した日系人兵士について伝える「Go for Broke National Education Center」やリトルトキョー・サービスセンター、日系人カルチャー&コミュニティーセンターなど歴史を伝える場所を訪れました。また、いかにして地域間の関係がグローバルに発展していくか考察し、調査をしました。
JANMを創立し、CEO兼会長を務めていたアイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル 会長と北米伊藤園のロナ・ティソン上級副社長が参加者に向けて、良好な関係にある日米のパートナーシップを、日系人の次世代リーダーが、引き続き牽引していくことの重要性について述べました。また、参加者は 2017年3月に開始した新たな取り組み「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク」について学びました。このアラムナイ活動は、2016年12月時点で5,700名を超えたTOMODACHIアラムナイ・ネットワークのつながりをより強固にする目的で導入されました。サミットの最後に、「芸術と文化」、「リーダーシップ」、「政治的な関与」、「コミュニティーの開発」、「起業家精神と教育」というトピックについて各グループに分かれて意見を交換しました。
U40サミットは、参加者それぞれの多様な経験に影響を与え、40歳以下の日米のリーダー同士の連携を育み、強化するために企画されています。TOMODACHI-Mitsui & Co. リーダーシップ・プログラムのアラムナイでELPのメンバーであるデイビット・ケンジ・チャンは、「サミットは我々のコミュニティーにとって創造性と成長という両面での力強いエンジンです。我々U40のグループが達成できることを再認識し、刺激を受けました。」と述べました。アイディアを交換し、スキルを磨き、革新的なアイディアを行動に移すためのプラットフォームを提供することで、U40サミットは将来の日米関係の一部を担っていきます。