2017年度「TOMODACHI・MUFG国際交流プログラム」でカリフォルニアの高校生が20名が訪日
2017年6月27日から7月12日、南カリフォルニアの高校生20名が「TOMODACHI・MUFG国際交流プログラム」を通して、日本を訪問しました。本プログラムは2012年に開始し、日米両国の相互理解を深め、次世代を担う日米の若者の育成を目的としており、毎年交互に日米の中高校生を派遣してきました。今年6回目を迎えた、本プログラムに参加した高校生は2週間に渡って、東京、仙台、南三陸町、広島、京都各地を訪問し、様々な文化交流活動やホームステイを体験し、日米関係について、様々な観点から理解を深めました。
2週間の交流プログラムは、東京に本社を構える株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ訪問と歓迎会で幕を開けました。同社で金融業務について理解を深め、歓迎会には同社代表執行役社長 兼 グループCEO平野信行氏、株式会社三菱東京UFJ銀行取締役頭取執行役員 三毛兼承氏、復興庁参事官 藤田伸也氏、在日米国大使館副財務官ジャネー・ジョンソン氏、米日カウンシルアイリーン・ヒラノ・イノウエ会長ら関係者一同が会し、20名の高校生の旅の始まりに、激励の言葉を寄せました。
次に参加者達は仙台市を訪れ、学校交流やホームステイを体験し、日本文化や家庭の習慣などを学び、また現地の高校生や、ホームステイ先の家族と友情を育みました。
新しい友人らに別れを告げた参加者は、次に東日本大震災で甚大な被害を受けた名取市を訪問し、ボランティアに参加、続いて南三陸町を訪問しました。津波の爪痕や復興の道のりを目のあたりにし、また当時の経験や復興の課題、更に町の未来の展望について、佐藤仁町長や地元の方から実際にお話しを伺いました。参加者は、自然災害に対する準備の大切さを学んだと同時に、未来に向かい、新しい町作りに挑む町の方々に深い感銘を受けました。
次に、参加者は広島市を訪問し、平和記念館を訪れ、また被爆者の方からお話しを聞く機会を持ちました。はじめて広島を訪れた高校生らは、日米関係の歴史や道のりに思いを馳せ、平和への想いを強くしました。
広島を後にした参加者は、本プログラムの締めくくりとして、古都、京都を訪問しました。金閣寺を見学し、座禅を体験するなど、日本文化について理解を深め、また地元の高校を訪問し、大歓迎を受けました。
最終日の前日に実施された、発表会では、参加者がプログラムを通した学びをテーマ毎に発表しました。日本との友情を育み、様々な経験をした参加者は、口々に是非日本に留学したい、日米関係に積極的に関わっていきたい、とTOMODACHI世代としての思いを共有しました。