「TOMODACHI-Mitsui & Co. リーダシップ・プログラム」:レセプションで米国代表団のプログラムが完結、日本代表団が米国研修へ向け準備
2017年7月7日、「TOMODACHI-Mitsui & Co.リーダーシップ・プログラム」のレセプションが東京、六本木ヒルズクラブで開催され、米国代表団のプログラムが幕を閉じました。
三井物産株式会社の多大な支援によって実施されている本プログラムは、官民分野で活躍する日米両国から選出されたそれぞれ10名の若手社会人が、 お互いの国を一週間訪れ、同分野を率引している有識者やリーダー達と交流する機会を提供するプログラムです。
5年目を迎える今年のプログラムでは、米国代表団は岩手県を訪れ、津波の被害にあった沿岸部の陸前高田市と釜石市で、復興に関して、貴重な見識やその取り組みを学ぶ機会を得ました。更に、岩手県知事達増拓也氏をはじめ、政府関係者、官民分野における地域のリーダーらと面会する機会も得ました。後に訪問した東京では、今年のプログラムのテーマである「イノベーション、起業家精神、リーダーシップ」に沿って、官民分野のリーダーと交流しました。最後に、米国代表団は同志である日本代表団と交流しました。
また、レセプションには、三井物産株式会社役員、日本政府関係者、米国大使館関係者、支援企業・団体、日米両国の若手社会人および米日カウンシル関係者など、約100名が出席し、プログラム参加者を称賛しました。米国代表団にとって、レセプションは訪日プログラムを終えるプログラムの集大成となりました。登壇者には、三井物産株式会社代表取締役副社長執行役員の田中聡氏、TOMODACHIイニシアチブ・シニア・アドバイザーの外務省河野雅治政府代表、 在日米国大使館広報・文化交流担当公使のマルゴ・キャリントン氏、そして米日カウンシル理事会役員で株式会社パソナ代表取締役社長兼COOのスコット・佐藤氏を迎えました。田中氏は代表団に対し、「貴方が本プログラムに参加することにより、(日米が)協働できる関係を構築し、持続的な将来を創り出します。私は、リーダーシップとは規律と責任で成り立っていると考えています。プログラム参加者の皆さんが将来、目的を持ち、変化を受け入れ、視野を拡大し、活躍されていくことを確信しています。」と述べました。外務省河野雅治政府代表は、9年前の同日に日本で行われた、主要8カ国首脳会議参加について言及し、(レセプション開催日が)七夕であることにちなんで、参列者全員の願いが叶うことを祈念し、乾杯の挨拶をしました。
続いて日本代表団と米国代表団から1名ずつ代表してスピーチが行われました。日本代表団からは、沖縄科学技術大学院大学技術開発イノベーションセンター事業開発セクションマネージャーの長嶺安奈氏が登壇し、以下のように述べました。「米国代表団のプレゼンテーションと三井物産株式会社の皆様からのフィードバックを受けて、偏見のないリーダーシップに感銘を受けました。同志である米国代表団の皆さん、私たちは皆さん の学ぶ姿勢と寛容性 から多くを学びました。」米国代表団からはテキサス・セントラル・パートナーズLLCのアウトリーチマネジャーであるレベッカ・カウル氏がスピーチを行い、日本での旅は学びが多い経験であったと述べ、日本独特のコミュニティー性を学んだと述べました。
今後9月10日から18日にかけて、日本代表団が渡米し、テキサス州ヒューストン市および、ワシントンD.C.を訪問します。様々な視察や交流プログラムに参加します。日本代表団は文化を超えた人々の繋がりを生みながら、異なった視点や観点を醸成します。過去のプログラムの卒業生(アラムナイ)は、次世代を担うTOMODACHI世代として、日米関係の繁栄と経済に貢献すべく、互いに影響を与え続けています。