2016−2017 TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program が印象的な卒業式をもって終了
2017年5月28日、札幌、東京、大阪、那覇から2016-2017 TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program (TMWLP) の参加者が東京に集結し、プログラムの集大成となる卒業式に出席しました。総勢140名が参加したこのイベントは、プログラムに参加したメンター及びメンティーに加え、メットライフ生命保険株式会社、在日米国大使館、米日カウンシル等の関係者も出席しました。
卒業式に先立ち、プログラム参加者100名がルミナラーニングによるリーダーシップに関するワークショップに参加しました。続いて在日米国大使館広報・文化交流担当公使のマルゴ・キャリントン氏がプログラムを修了した参加者に自己認識と心の知能指数(EQ)に焦点を当てたお話と共に、祝福と激励の言葉を送りました。その後、3つのメンティーのグループがリーダーシップの定義や多様な分野で活躍する女性リーダーを支援する方法等関して、プレゼンテーション形式で発表しました。
メンティーのプレゼンテーションの後は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポークスパーソン小野日子氏、社会起業家で、NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコ両氏に、基調講演のスピーカーとしてご登壇いただきました。また、ゴールドマン・サックス証券株式会社副会長キャシー・松井氏と一橋大学大学院商学研究科教授クリスティーナ・アメージャン氏をパネリストに迎え、EYアドバイザリー株式会社ダイバーシティー&インクルージョン担当エグゼクティブ・ディレクターのジャネル・佐々木氏がモデレーターを務め、「メンターシップを通して前進する (Moving Forward with Mentorship)」と題してパネルディスカッションを実施しました。
小野氏と吉岡氏によるプレゼンテーションでは、自らの目標を理解し、自分の道を突き進む大切さが共通テーマとして挙げられました。小野氏は、自らが経験した女性特有のキャリアにおける試練を振り返り、「働く女性になる事も、母親になることも可能です。独身でいることだってもちろん可能です。大切なのは、選択は、あなたがするものだということです。」と伝えました。また、吉岡氏は自身の事業が、日本ではまだケアがなされていない産後の母親が経験する心身のストレスに関連していることを話しました。自らが産後に起業した経験にも言及した吉岡氏は、今まで誰もしたことが無いことでも、怖がらずに挑戦するべきだと語りました。
パネルディスカッションでは、メンターシップというテーマが見識だけでなく、ユーモアを交えて議論されました。キャシー・松井氏とクリスティーナ・アメージャン氏は、ロールモデルに対して積極的に意見を求めるべきだと語り、また、お互いが学び合えるような持ちつ持たれつのメンターシップの関係を築くようにアドバイスをしました。
大阪から本プログラムに参加したメンティーの伴ちひろ氏は、影響力のあるメンターと関わりを持つことが出来たことを語った上で、以下のように述べました。「私と同じように、将来に向けて高い目標を持ち、やる気に満ちている若い女性たちと繋がれることが、このプログラムの素晴らしいところだと思います。」
また、伴氏のメンターである田上智子氏は、「このプログラムから得られたものは、期待以上でした。応募する時点では分かり得ない事がたくさんあります。これから、より多くの社会人女性にこのプログラムに参加し、次世代の若者をリードしていってもらいたいと思います。」と述べました。
イベントの終盤には、メットライフ生命保険株式会社 代表執行役 会長 社長 サシン・N・シャー氏が登壇し、会議は幕を閉じました。スピーチでシャー氏は、最近社会人としての第一歩を踏み出した自身の長女を含め、尊敬する女性が家族の中にいることを話し、「主導権を握ること」、「志を高く持つこと」、「行動あるのみ」という3つのアドバイスを送りました。2013年よりメットライフ生命保険株式会社から多大なる支援を得て実施されている本プログラムは、未来の女性リーダーたちへ計り知れない影響を与え続けています。
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