TOMODACHIゴールドマン・サックス女性起業家支援プログラムを終え、シンポジウムでワークライフバランスに関して議論
3月27日、ゴールドマン・サックス証券株式会社で「社会的企業・NPOの「子育てと仕事の両立」に関するシンポジウム」が実施されました。
本プログラムでは、日本人の女性起業家比率が諸外国に比べて極めて低いという現状を打破すべく、ロールモデルとなるような女性起業家のリーダ―育成を目指し、中期的に女性起業家の増加促進を図ります。
ゴールドマン・サックス証券株式会社副会長のキャシー・松井氏のご挨拶で幕を開けた本シンポジウムは二部で構成され、第一部では、初めに特定非営利活動法人トイボックス代表理事の白井智子氏及び特定非営利活動法人かものはしプロジェクト共同代表の本木恵介氏より、取り組みの過程やプログラムの成果等の発表がありました。
白井氏は自身のプレゼンテーション中に「待機児童が増加している中、本当に子育てと仕事の両立ができるのか。」など、今日の日本におけるワークライフバランスを達成するための問題点を指摘した他、「業務のマニュアル化を意識することにより、雇用者が産休・育休で会社を一時的に離れる際、人員不足から生まれる影響を最大限抑えることも重要である。」と説き、ワークライフバランスを目指すにあたり、直面し得る問題を提起しつつ、実用的な解決策を講じました。
その後、NPO法人トイボックス代表理事白井氏、ゴールドマン・サックス証券株式会社 社長室長兼人事部長の上田彰子氏、NPO法人クロスフィールズ代表理事小沼大地氏を壇上に迎え、「いま、子育てと仕事の両立に取り組む重要性」と題しパネルディスカッションを行いました。ディスカッション中には、小沼氏が自ら育児休暇を取得した経験を考察した他、上田氏は科学技術の進歩によって以前よりも在宅勤務がしやすくなったことや、自身の子どもを事業内保育施設に預けた経験などを踏まえ、働き方に柔軟性を持つことの重要性を語りました。
第二部は第一部より一転し、リラックスした雰囲気の中懇親会が行われ、プレゼンターやパネリスト、シンポジウム参加者が親睦を深めました。