「TOMODACHIソーシャルアントレプレナーシップ賞」受賞チームがシリコンバレーで研修に参加
2017年3月6日から3月9日にかけて、「第5回University Venture Grand Prix (UVGP2016)」において、社会性の高いビジネスプランに贈られるTOMODACHIソーシャルアントレプレナーシップ賞を受賞した2チーム(慶応義塾大学、立命館大学)と次点の1チーム(筑波大学)のメンバー計7名が米国シリコンバレーで実施された研修に参加しました。
本研修の目的は、起業家精神の学びを深めながら、ビジネスプランの改善を図り、「ピッチ」と呼ばれる、投資家へのプレゼンテーションに磨きをかけることです。
最初のピッチ実施日の前日には、研修に同行した3名のメンターと共に練習を行いました。また移動中の車内でも起業家精神の向上やビジネスプランの議論を重ね、その結果、日ごとにピッチ資料や内容に改善が見られました。
研修中には、スタンフォード大学やスタートアップ支援団体等を含む、約10機関を訪問し、うち8か所でそれぞれピッチを行いました。訪問先では、それぞれのビジネスモデルに対する質疑応答を行うと共にアドバイスを頂き、ビジネスモデルのブラッシュアップを図りました。
派遣されたチームは、この研修中、訪問先の方々から何故その事業をやるのか、どのように実施するのか等、厳しい指摘を受けました。市場の特性やアプローチの違う農業分野と美容分野への進出を想定している慶応義塾大学のチームは、事業を行う地域の市場性、競争環境、流通構造等を踏まえて事業分野を絞るべきであるといったフィードバックを得ました。これらの助言を踏まえ、チームメンバーはそれぞれのビジネスプランに欠けていることを認識し、ビジネスプラン実現のために何が必要かを考える機会を得、決意を新たにしました。
参加者の一人は、「日本を離れてのシリコンバレーでのピッチは、事業化目線での厳しいご指摘をいただき、事業を推進していく上で非常に参考になりました。」と語りました。
起業家精神に磨きをかけ、新たな視点を身に付けた7名の学生起業家のこれからに期待が集まります。