福島県の高校2年生が後輩の未来をつくるきっかけを創る
2017年1月28日から29日にかけて、「TOMODACHI 女子高校生キャリアメンタリングプログラムin福島2016 supported by TOMODACHI コンビニ基金」のSTEP4「自分をつくる・未来をつくるキッカケLIVE」が福島県 いわき市文化センターにて行われ、高校2年生の参加者がこれまで半年間にわたって取り組んできた成果を発表しました。
初日は、それぞれのステップで学んだこと、高校1年生に向けてのメッセージをチームでまとめ、また自分自身がこれからどうなりたいかを宣言する発表内容を考えました。異なる意見を一つにまとめたり、どうやったらより伝わるのか考えたり、チームで工夫を重ね、時には厳しい指摘をしあう白熱したリハーサルとなりました。
そして迎えた二日目、「自分をつくる・未来をつくる キッカケLINE」には、県内から121名の高校1年生女子生徒が来場しました。高校1年生は参加者たちが自ら学校で説明会を開催したり、SNSで呼びかけをして集めた結果、過去最高数である約140名の高校1年生が集まりました。
自己紹介に始まり、TOMODACHIアラムナイの大学生・専門学校生が高校時代の挑戦を語るプレゼンテーション、アメリカ、マレーシア、マダガスカル出身の留学生、そしてキッコーマン株式会社、全日本空輸株式会社、株式会社パソナ、公益財団法人米日カウンシル-ジャパンTOMODACHIイニシアチブで働く社会人女性の方のプレゼンテーションの後、高校2年生が後輩の高校1年生女子生徒に向けて発表を行いました。
「できないからやめよう、という考えを捨てる」、「挑戦したらtoughになれる」、「ワクワクに飛び込もう」、「挑戦は糧になる」、「自分の好きなことに本気になる」など、寸劇やクイズ、ダンスなども交え、各チーム趣向を凝らして後輩たちにメッセージを伝えました。最後に、来場した高校1年生が今日一日で学んだことを発表しました。「やりたいと思ったことは怖がらずに挑戦する」、「自分次第で自分は変えられる」、「失敗を恐れず常に挑戦する」、「自分を好きになり、自分を信じる」などの感想が語られ、想いが伝わった高校2年生は達成感に満ち溢れていました。
半年間のプログラムを終えた高校2年生からは下記の感想が届いています。
「半年前の自分はどんなだったのだろうと、今日参加してくれた1年生を見ながら振り返ってみたら、成長している、ということに気が付きました。自分の存在意義が分からなくなった私でしたが、このプログラムで自分が好きになったり、前向きに物事を捉えることが出来るようになりました。」
「高校に入ってから自分を出せなかった私。でもキャリプロで笑ったり、泣いたり、悩んだりして自分らしく生きたいとまた思えるようになりました。最高の仲間をつくり、学び合い、成長してきた(半年にわたる)計10日間。絶対にこれから活かしていきます。本当にありがとうございました。」
「たくさん練習して、終わった時1年生が『楽しかった!』『私も先輩みたいになりたい!』って言ってくれた事がすごく嬉しかった。今までやってきたこと、自分だけのものにせず、みんなに伝えていきたい。」
このプログラムを通じて得た学び、気づき、仲間や出会いを大切に、さらに生き生きと自分らしい人生を切り開いて行ってほしいと思います。