HLAB TOHOKU 2016:東北の高校生の参加をTOMODACHIが支援
2016年8月14日―21日の間、高校生60名が、米国式リベラルアーツ教育に基づくプログラム、「HLAB TOHOKU 2016」に参加しました。本プログラムは、宮城県牡鹿郡女川町と本吉郡南三陸町で開催され、TOMODACHIイニシアチブは、岩手県、宮城県、福島県からの参加を支援しました。
参加者は、普段の学校生活や居心地の良い場所(コンフォート・ゾーン)から一歩踏み出すきっかけや考え方を学び、人生の目標や夢を叶えるための道しるべや選択肢を理解する機会となりました。
毎朝、参加者はリベラルアーツに基づく講義やセミナーに参加し、現行の日本の学校教育では機会が限られている、ロボット工学や交渉学等の分野に触れました。午後には、女川町の過去・現在・未来を学ぶワークショップに参加し、東日本大震災の経験を学び、またホタテの殻剥きを体験する等、多岐にわたるプログラムに参加しました。
その他高校生が特に関心を寄せる、キャリアの選択や教育に関しても議論する機会がありました女川在住の漁師や大阪在住の公務員の方々等を登壇者としてお招きし、さまざまな立場から仕事について考えました。
参加した山本真衣氏は、「須田善明女川町長の『この町の復興に向けて、自ら責任を持って、胸を張って未来に託せるような町づくりをしたいと思った。私だけでなく、皆がそんな思いで復興に努めてきました。」というお話が印象的で、自分が進む道に迷う時思い出しています。プログラムを通して本心で語り合い、心から信頼し、相談できる仲間が沢山できました。女川の地で得た仲間と共に、自分の道を切り開いていきたいと思います。」と語りました。