TOMODACHI Social Innovation in Seattle (SIIS) Programが終了
2月22日から3月25日にかけて、日本の社会起業家やコミュニティーリーダーとして活躍する、18歳から25歳までの日本人参加者25名がTOMODACHI Social Innovation in Seattle (SIIS) Scholars Programに参加しました。本プログラムは、日本の社会起業家やコミュニティーリーダーとして活躍する18歳から25歳までを対象に行うリーダーシップ・プログラムで、日系アメリカ人起業家との交流や日米の歴史を学びながら、独自のリーダーシップを見出す機会を提供します。
厳選な選考の結果、全国各地から選ばれた参加者は、ワシントン州シアトルでの5週間の体験型リーダーシップ研修に参加しました。リーダーシップや起業家精神に関する講義を受けた他、ソーシャル・ビジネスや社会的課題解決を目指す組織・団体を訪問した他、アメリカ人家庭でのホームステイを体験しました。また、NVS(日系2世退役軍人)メモリアルホールで開催された東日本大震災の追悼式へ列席し、在シアトル日本国領事館大村総領事と共にSongs of Hope主催のファイナル・メモリアル・コンサートで合唱に参加した他、ジェオデシック・キャピタルでは、前駐日米国大使ジョン・V・ルース大使と会談しました。
今回で3回目となる本プログラムは、通算75名の日本人参加者に変化をもたらし、次世代リーダーとして活躍するための一助を担ってきました。ある参加者は、「社会起業家とは、単に社会問題から生まれるではなく、むしろ今の自分を表現する、社会の中でこうありたいという姿なのだ、と強く思うようになりました。この考えに気付いた時、自分がより良い社会の実現にどのように貢献していくべきなのか、自分の中で探し求めていた答えを見つけたような気がしました。」と語ってくれました。
運営実施団体iLEAP創設者、ブリット・ヤマモト氏は、2020年に迎える東京オリンピックまでに本プログラム卒業生が300名を超えることを目標にしています。また、参加者には市民としての責任を果たすだけでなく、「TOMODACHI世代」の一員として、グローバルな視野をもち、日本全体を牽引していって欲しいと願っています。
今年のプログラムの締め括りには、卒業式が執り行われ、卒業生を代表して岩井祐樹氏がスピーチを行いました。ビデオはこちらからご覧いただけます。