2015TOMODACHI世代の構築夏のボランティアプログラム
2015年8月6日に、米国から6名の参加者が来日し、先2月に同プログラムでD.C.に渡米した年に8名の日本人参加者と、東京で再会を果たしました。彼らは東北で5日間の滞在を共にし、2015年TOMODACHI世代の構築プログラムの幕を閉じました。ボランティア活動に参加した生徒らは、東北の復興への課題と、2月にワシントンD.C.で考案したような長期に渡る分野横断的なパートナーシップの必要性を再認識しました。東北地方の中でも、震災で甚大な被害を受けた宮城県の石巻市と南三陸町の2つの地域を訪問しました。
14名の参加者は、震災の被害の長期的な影響と、復興における建設事業等の現状を確認する為、石巻市の中でも最も甚大な被害を受けた地域を視察しました。復興活動に尽力している地域の様々な団体を訪問し、住民の方々との交流を通して学びを深める機会が設けられました。南三陸町に移動した後、参加者らは、仮設住宅の建設のため、遊び場をなくしてしまった子どもたちが、安心して遊べる「場所」を提供する団体と、ボランティア活動を行いました。また、別の日には地域の七夕祭りの準備と運営を手伝いました。また直接被害にあった地域の方々と交流しながら食事を共に取り、震災が生活、希望そして将来の展望までにも影響を及ぼした点について学びました。東北での滞在期間の最後には、南三陸町の佐藤仁町長にお話を伺いました。参加者は津波の被害や復興活動について、様々な疑問点を直接佐藤町長に尋ねる機会がありました。
東北プログラムが終了した後には、東京に場を移し、TOMODACHI交流基金に支援を頂いている企業の皆様をはじめ、モルガン・スタンレー・ホールディングス株式会社、日米研究インスティテュートの皆様をお招きして、米日カウンシルのスタッフと共に、それぞれの経験を振り返りました。
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