「陽があたる場所」の探求
「好きなことに没頭し、自分の可能性を広げ、チャンスをつかむ。この3つのステップがキャリアを動かすだろう。」語りかけるダレン・メナブニー氏に、聴衆は頷きました。
キャリアを求めて夢に向かって邁進することは、たとえリスクがあってもよい、と話すメナブニー氏の言葉は、TOMODACHIアラムナイを刺激しました。本講演は、8月13日に開催されたTOMODACHIアラムナイ・リーダーシッププログラムイベント「異文化間の効果的なリーダーシップ」の一環として実施され、メナブニー氏の講演は、アラムナイが目標や、没頭できること、について真剣に考え、またお互いで議論するきっかけを与えました。
講演の中で、メナブニー氏は自分のキャリアや過去について触れました。彼のキャリアは20年前カナダ政府機関でスタートし、現在(株)リコーの人事部長を務めています。彼は仕事に没頭する中で、人やそのアイディアに接することが自分に向いている、と気づきました。また、思い切って日本で経営学士号を取得することを決断し、自分の居心地のよい場所から飛び出して、日本でネットワークを広げ、自分自身でチャンスを生みだした経験を語りました。メナブニー氏は冒頭に掲げた3つのステップに沿い、自己努力により成長する場所「サンシャインスポット-陽があたる場所」まで自分を導いたと述べました。
講演の終盤、メナブニー氏がアラムナイに「異文化リーダー」になるために自分のスキル、情熱、そして特性を見出すことの重要性について話しました。アラムナイは様々な意見交換をし、またその中で他人の意見に耳を傾けるなど、コミュニケーションスキルを磨きました。さらに、アラムナイらは自らの使命について提言しました。
偏見のない社会の育成に取り組みたい、女性のエンジニアに権利を与えたい、などの幅広い提言が挙げられました。またアラムナイらは、情熱や目標は、新たな経験やアイディアによって変化することも学びました。参加者は議論を重ね、個人の目標についても考えました。
イベントが終わりに近づくにつれ、メナブニー氏はアラムナイに効果的なネットーワキングのスキルを伝授しました。コミュニケーション能力は成功の基盤となることを示し、アラムナイに自分自身が「陽があたる場所」を見つけるために、リスクを冒し、失敗から学ぶことを強く勧めました。
TOMODACHIイニシアチブは刺激的なスピーチをして下さったダレン・メナブニー氏に感謝を申し上げます。