日米関係の将来を担うTOMODACHI住友奨学生:第一期生報告会と第二期生授与式開催
2015年6月12日に、関係者出席の下、住友商事株式会社本社にて、TOMODACHI住友商事奨学金プログラムの第一期生の帰国報告会と第二期生の授与式が開催されました。
第一部では、本プログラムの第一期生が米国留学得た様々な学びと経験について発表し、列席者から称賛されました。ハワイ大学マノア校に1年間留学した小北采佳氏は、留学によって将来の展望が変化したことに触れ、ハワイに暮らす人々が自らの歴史を重視し、地域を大事に思う姿を目の当たりにし、自らが生まれ育った東北地方に貢献したいと考えるようになったと話しました。カーネギー・メロン大学にて経済学と数学を学んだ田邊一成氏は、将来、日米関係の強化に貢献し、海外で働きたいという思いを強く持つようになったと述べました。ウィスコンシン大学マディソン校に留学をした平河佑佳子氏は、コミュニケーションスキルと批判的思考が身についたと話しました。また失敗から学ぶ大切さに気づき、精神的に強くなったと述べました。
発表を聞いた米国大使館キャリントン広報・文化交流担当公使は「今後の日米関係の発展を担っていくという皆さんの発表を聞いて安心しました。若い世代が自発的に渡米し、日米の架け橋となる人材が少なくなっているのでは、という懸念を持っていましたが、皆さんのお話を伺って、心配は無用と感じています。第二期生たちも、必ず一期生に続き、活躍していくことでしょう」と奨学生を激励しました。
帰国報告会に続いて、5名の第二期生の授与式が開催され、米日カウンシル会長のアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏と住友商事株式会社常務執行員役員コーポレート部門企画担当役員の田渕正朗氏より合格証書が授与されました。イノウエ氏は第一期生の成長について言及し、第二期生への期待を述べました。また田淵氏は、日本経済発展に「グローバル人材」や「次世代のリーダー」育成の重要性に触れ、「決して簡単ではない挑戦だが、TOMODACHI住友商事奨学金プログラムを通して、その挑戦を出来る限り支援していきたい」と述べました。
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TOMODACHI住友商事奨学金:第一期生から第二期生へメッセージ
田邊一成
「留学の準備で忙しいことと思います。私からのメッセージはアメリカの留学で何をしたいか、そして帰国した際にはどのような自分でいたいかを明確にすることです。そうすることできっと充実した、より価値のある留学経験になると思います。頑張ってください!」
平河佑佳子
「留学は思った以上に早く終わってしまうものです。だからこそ自分の目標を見失わないようにすることが大事です。常に目標に向かって努力し、充実した1年をアメリカで過ごしてください!応援しています。」
小北采佳
「1年は想像以上に短いです。私には大学1年生をもう一度体験した感覚でした-最初は何も分からないまま、勉強や課外活動に慣れるのに精一杯。徐々に慣れ、次は新しいことに挑戦しようと思ったら時には春学期の終わりになっているかもしれません。留学経験で何を成し遂げたいかを日頃から考えるよいにして、実現するために様々な機会に手を伸ばしてみてください。報告を楽しみにしています!」