TOMODACHI女子高校生キャリアメンタリングプログラムin福島、外国人留学生とのセッションを実施
2014年11月1日から2日にかけて、TOMODACHI女子高校生キャリアメンタリングプログラムのSTEP2が福島県で行われました。今回実施したSTEP2では、アメリカをはじめとする11カ国から、現在日本に留学している女性20名とのセッションが行われました。留学生はどんな夢やキャリアを描いて留学を決意したのか、留学するまでにはどんな努力や葛藤があったのか、日本に来て学んだことは何かなどを、大学生メンターと協力してプレゼンテーションを行いました。家族の猛反対を受けたり、経済的な困難があったりする中で、努力を重ねて乗り越えてきた留学生が、自分の人生物語をまっすぐに参加者に伝えました。
話しを聞いた参加者は、「新しい世界に飛び込むために大切にすること」は何かをチームで考えて発表しました。「悩むより行動」「失敗は自分を変えるチャンス」「自分の弱さを認めること」「勇気をもって挑戦」「いっぱい悩んでいっぱい考えること」「大きな夢をもつ」など、自分たちなりの言葉がたくさん出ました。
その後、プログラム参加者の実践で次回STEP3までに行う、考えるだけでドキドキするような「自分なりの挑戦」を考えて発表しました。メンターの高校時代に挑戦した話も参考にして、人見知りだったけど、TOMODACHIの留学プログラムに参加して変わっていく話や、震災の風化に気づき、東北を伝える活動を立ち上げた話など、それぞれのエピソードとそこから学んだことを聞いて、自分の挑戦を考えました。
実はやってみたいと思っていたことや、かつて諦めてしまったことなども考えた参加者は、「生徒会選挙に出る」「ひとりで東京に行く」「テストで学年1番とる」「外国人30人と写真を撮る」など、思い思いの挑戦を宣言しました。
本プログラムで感じたことを参加者はこのように話しました。
「新しいことに挑戦することの大変さや難しさを多く学びました。でも、目標に向かって走り続ける留学生の方やメンターさんはみんな輝いていて、強い憧れを抱きました。私の挑戦は小さいことかもしれないけれど最後までやり遂げたいです。」「どの留学生も困難に直面したり、たくさんの努力をしたりしていることがわかった。自分は何を目的に頑張っていけばいいのかたまにわからなくなるときがあったけれど、自分の興味があることや好きなことを一生懸命やり、それを自分のものにしていけばいいんだと思いました。」
参加者の高校生をはじめ、プレゼンテーションを行った留学生、参加者をサポートするメンターにとっても、お互いに学びの溢れる二日間でした。
STEP3は12月20-21日にかけて行われる「社会人女性とのセッション」です。TOMODACHIストラテジックパートナーをはじめとする8社の協力のもと、イキイキと働いている社会人の仕事の話だけでなく、高校時代に考えていたことや進学・就職、結婚や子育てするにあたってどんな決断をしてきたかなど、まさに人生について語り合います。仕事も人生も自分の力で切り拓いて来た彼女達と、“働くこと”“人生を創ること”について一緒に考えます。