TOMODACHI米日ユース交流プログラムの生徒たちが日本での学びを発表
2014年3月11日、TOMODACHI米日ユース交流プログラムに参加した生徒たちがワシントンD.C.にて日本での経験を発表しました。ワシントンD.C.の公立学校に通う6名のアメリカ人生徒に加え、日本側の参加者である慶應義塾湘南藤沢高等部の6名も渡米し、再会を果たしました。日本の参加者は2013年7月にアメリカを訪れ、アメリカの参加者は11月に日本を訪問ました。
本プレゼンテーションは東日本大震災の3周年にあたる3月11日に行なわれ、アメリカ側の参加者の家族、友人、先生や地域の人々が出席しました。生徒たちはワシントンD.C.のヴィンセント・グレイ市長から日米関係を深めるプログラムへの参加を歓迎するメッセージをいただきました。その後、アメリカ側の参加者6名はそれぞれ東北訪問について発表しました。
アティヤ・アルティス氏は東北で電車に乗っていた時の思い出を共有しました。彼女は偶然向かいに座っていた女性が津波で全ての家族を失ったことを知り、衝撃を受けました。津波の跡から見つけたという女性のアルバムを目の前に言葉を失った彼女は、慰めの代わりに「リーン・オン・ミー」という歌を歌いました。アティヤはそれは津波を生き延びた人々に少しでも寄り添えた瞬間であり、女性のことは一生忘れないだろうと語りました。
日本での経験を振り返り、多くの生徒たちは交換留学生や英語の先生として再び日本に戻る決意を新たにしていました。アメリカ人生徒たちは現在もワシントンD.C.で定期的に集まり、東北の展示会や日本についての子供向け絵本の作成などの社会プロジェクトに取り組んでいます。
本プログラムはAmerican Councils for International Educationによって企画されGlobalize DC、あきら基金、慶應高校をパートナーとして実施されています。本プレゼンテーションはGlobalize DCによって支援されました。本プログラムの詳細はこちらから。
このプログラムは、トヨタ自動車、三菱商事、