TOMODACHIと大リーグが岩手の子供を支援
2012年8月18日、TOMODACHIイニシアチブと大リーグ機構(MLB)は、東北支援のひとつとしてカル・リプケン・シニア財団から岩手の少年野球チームへの野球道具の寄贈を行った。日本少年スポーツ団(日本体育協会)と絆・ファウンデーションが主催したトーナメントには岩手の4チームが参加した。トーナメント後、大リーグのロードショー(世界各地で展開している子供の野球に関するテーマパーク・イベント)の一環として、野球道具の寄贈式典が大船渡市立越喜来中学校で行われた。
今回の野球道具の寄贈は、2011年11月のカル・リプケン・ジュニアの野球教室、2012年3月のオークランド・アスレチックスとシアトル・マリナーズの選手による石巻市での野球教室、東日本大震災の復興活動で一部使用不可能となった石巻市民球場の復旧支援に続く、米国の長期に渡る東北支援の一例である。
カル・リプケン・ジュニア氏は、今回は来日しなかったものの、トーナメント閉会式の少年選手たちに宛てたメッセージで、「去年の11月に来日した時、君たちの強さ、熱意に心を打たれた。日米両国は素晴らしい関係を築き上げており、野球はその一部と思う」と述べた。
TOMODACHIイニシアチブは、日米両国の人々を結び付ける野球に対し共通の情熱を示す今回のイベント開催にあたり、大リーグ機構、カル・リプケン・シニア財団、日本少年スポーツ団と絆・ファウンデーションの協力に感謝している。