TOMODACHI FIRST プログラム
2017年 TOMODACHI FIRST プログラム
2017年5月1日から5月13日にかけて、食産業の活性化に尽力する8名の日本人若手リーダーが2017年 TOMODACHI FIRST (Food Innovation for Regional Sustainability in Tohoku) プログラムに参加し、ワシントン州シアトルを訪問しました。
プログラム中、参加者は研修に参加した他、食産業に幅広く貢献するシアトル周辺の団体などを訪問しました。研修では、参加者はリーダシップ育成と自己の内省を焦点に、自らの持つリーダシップや、社会に変革をもたらしたいという内に秘めた強い想いを改めて確認しただけでなく、出会ったばかりの人々とどのように協働し、より強力なインパクトを創造できるかということを考察し、新しい観点を得ました。詳細>>
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2016年 TOMODACHI FIRST プログラム
TOMODACHI FIRST (Food Innovation for Regional Sustainability in Tohoku) プログラムは、革新的な短期米国研修プログラムで、日本(特に東北地方)の食と農業にイノベーションを起こすため活動している次世代リーダーを対象としています。
2015年に続き、今年2回目となる本プログラムは、食の生産、加工、流通、消費、食と農業の協力関係構築などの分野に関わりを持つ東北地方の若手プロフェッショナル10名が、2016年5月16日~29日にかけてワシントン州シアトルで実施される研修プログラムに参加しました。参加者は、太平洋岸北西部地域で同じ食品事業で活躍する米国人リーダ―と交流した他、日本の食に関するシステムにおける革新的な取り組みについて発表を行いました。
本プログラムの実施にあたり、デルタ航空からプログラムの参加者に対して往復航空券の協賛を受けています。同社のご支援に感謝申し上げます。
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2015年 TOMODACHI FIRST プログラム
“コミュニティー、成長、リーダーシップ、革新”
森川翔太
静岡県で生まれ、メディア産業に興味を持っていた森川氏は、20歳の時に東京の出版会社に勤めました。同年代のオーガニック農家にインタビューをした時に、農業を運営するのはいかに大変かそして農家が直面している問題を知りました。それを境に、メディアを通して生産者の話やその方々が作った作物を紹介することに対して強い思いを持ち始めました。
下苧坪之典
岩手県広野町で生まれた下苧坪氏は、7年間企業で働いた経験を持っています。7年間勤め終えた後、下苧坪氏は自分の故郷の為に何かしたいと思い起業精神を持ち続けました。2010年に下苧坪氏は、“ひろのや”を立ち上げて地元で採れた新鮮な魚介類を売ることにしました。
山下雄登
佐賀県で生まれた山下氏は、横浜市の大学で勉強をしました。山下氏は、佐賀県代表として2011年にカリフォルニア州を訪れ、アメリカの起業文化に触れました。その研修中に東日本大震災が起こりました。東日本大震災を、アメリカで知った山下氏は自分が生かされたのには理由があると思い東北に行く決意を固めました。
小野里海
宮城県気仙沼市で生まれた小野氏は、現在慶應義塾大学博士課程でメディア政策を学んでいる二年生です。小野氏は、小さい頃から気仙沼市で父親が経営するレストランで地域のコミュニティが形成されていくのを見て育ちました。震災後小野氏は、自分自身の社会や経済への無関心さそして無知に気がつきました。
友廣裕一
早稲田大学を卒業した後、友廣氏は日本全国を回り70以上の農家や漁師の家に泊まって持続可能な生活に強い興味を覚えました。農家や漁師のニーズを知った後、友廣氏は東京で農作物の市場を運営し始めて地方の農家と都市部の消費者を繋ぎました。
佐藤友美
宮城県石巻市で生まれ育った佐藤さんは、いつも地元に強く根付いていました。しかし、東日本大震災を境に佐藤さんの人生の考えが大きく変わりました。2011年から佐藤さんは、生まれ育った地域に恩返ししたいと強く思いました。それを機に佐藤さんは、“石巻元気商店”という地元で作られた海産食品の電子商取引ウェブサイトを立ち上げました。
西塔大海
山形県で生まれ育った西塔氏は、東京に進学するまで祖父の農作業を手伝って育ちました。西塔氏は、東京理科大学とカリフォルニア大学で物理を学びました。西塔氏は都市での生活を楽しみ世界を冒険していましたが、東日本大震災を境に西塔氏の考えは大きく変わりました。
結城翔太
宮城県亘理町で生まれ育った結城氏は、りんご農家の3代目で日本とアメリカで農業を学びました。2011年、結城氏の地元は東日本大震災で壊滅的な被害を受けました。しかし、結城氏の農場は再開できる見込みがありました。
高橋泰
秋田県岩崎町で生まれ育った高橋氏は、高野株式会社/山本味噌そして1867年創業で先代から続く味噌醸造会社の管理責任者として働いています。高橋氏の夢は、先代から続いている会社を、その革新的なビジネスモデルと新しいデザイン、そして地元の伝統文化を盛りくんだ世界的な会社にすることです。
参加者の感想ビデオ
佐藤友美
プログラム支援
このプログラムは、トヨタ自動車、三菱商事、日立製作所の多大な支援により設立されたTOMODACHI交流基金から資金の提供を受けています。