TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク関西・中国・四国地域「テーマ・イベント」:現役の猟師より狩猟について学び、持続可能な食のあり方について考える
2020年10月31日、関西・中国・四国地域の「TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク テーマ・イベント」が、オンラインで開催されました。本イベントは地域リーダーである北野真帆氏と、地域メンターである坂田未希氏が運営を担当しました。プルデンシャルおよび駐大阪・神戸米国総領事館の支援のもと、日本各地から約10名のTOMODACHIアラムナイが参加しました。
「Shikoku Food Tour〜教えて!猟師さん!」と題された本イベントの冒頭では、在日米国大使館 農務担当公使のモーガン・パーキンズ氏よりご挨拶をいただきました。その後、地域リーダーの北野氏は、日本の中山間地域で問題になっている鳥獣害問題を取り上げ、ジビエを通して自然(他者)との関係を考え直すきっかけ作りを行いたいと話しました。
イベントの前半には、ゲストとして現役の猟師である立石芳文氏をお迎えし、実際に猟場で活動されている動画を見ながら、獲るところから、私たちの手に届くまでの様子に関して解説いただきました。クイズを交えながら、罠を仕掛ける場所の選定や捕獲方法、解体時におけるおいしさを保つポイントなどに関して理解を深めることができました。さらに、狩猟を通じた自然との関わり方や、猟師さんのオススメの食べ方など、持続可能な食のあり方に関するヒントもいただきました。
その後、ワインの輸入会社に勤めているTOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programのアラムナイ、大藪きよか氏が「ジビエに合うワイン」と称したプレゼンテーションを行い、季節や合わせる食品との組み合わせによって楽しむことのできるワインの良さを伝えました。
イベントの後半に行われたディスカッション「マイ・ジビエアクション」では、参加者らが日常で始めてみたいジビエに関するアクションを提案し合いました。ジビエに関する情報を交換できるプライベートグループの活用や、ホームパーティーなどでジビエを食すといったアイデア、「全国のジビエ料理店が一括検索できるウェブサイトがあったらいい」というアイデアも出ました。それぞれの参加者の方々のアイデアに互いがコメントし合うことで、意見はさらにブラッシュアップされました。
参加者からは、「山から食卓まで、どのようにジビエが私たちのもとに届くのか、実際の映像を見て、より明確にイメージすることができた。」といった声が上がり、ジビエからみる食や社会問題にさらなる興味が高まったようでした。地域リーダーの北野氏は、引き続き自身が部長を務める大学のジビエ部で、鳥獣害対策に取り組んで行く意欲を見せました。同氏はジビエ部で実際に作ったジビエ肉の盛り合わせを参加者に紹介し、これらの製品は大学の文化祭で販売予定であると話しました。
立石さんのお肉を食べてみたい!という方は、こちらからお問い合わせください!
https://www.awa-kankou.jp/odekake/yamazatonomegumi/
本イベントは、プルデンシャルの支援によるTOMODACHI世代アラムナイ・リーダーシップ・プログラムのTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークの一環として実施されました。