TOMODACHIアラムナイ地域フレームワーク「テーマ・イベント」を沖縄で開催
2017年12月2日に沖縄県北谷町でTOMODACHIアラムナイ地域フレームワークのテーマ・イベントの一環として、「TOMODACHI沖縄Beach Day」が開催され、TOMODACHIアラムナイを含む総勢36名が、レクチャーとネットワーキングを兼ねたバーベキューに参加しました。
4名のゲストスピーカーによるレクチャーは、2017年5月に行われたウェルカム・イベント後の参加者を対象にしたアンケートを踏まえ、「社会貢献」をテーマに実施されました。
一人目のゲストスピーカー菅原耕太氏は、沖縄で初めて子ども食堂「ももやま子ども食堂」を開設しました。「この食堂は子どもが子ども時代を子どもとして過ごせる場所であり、一人一人の声に耳を傾けることを大切にしている。実際に現場に来てもらって、自分の目で現状を確認して欲しい。」と語りました。
続いて19年間地元で海岸の清掃活動を続けている那覇クリーンビーチクラブの具志頭朝一氏が、「沖縄の海だからこそ我々ウチナーンチュ(沖縄人)自身が守る必要がある。気づき、行動し、継続することが重要である。また、子どもは大人の行動を見て常識を構築していくので大人はそれを意識して行動するべきだ。」と活動の重要性について話しました。
地域清掃活動等のボランティア活動をする米軍人で構成されたOkinawa Outreachの代表Devin Williams氏は「ボランティアというと大げさに聞こえてしまうかもしれないが、何か小さなことから始めれば良い。小さなことでも誰かの人生に影響を与えた時や、地域に貢献した時に感じる気持ちが重要である。」と活動について話しました。
最後に、TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program 2014-15の参加者で、沖縄科学技術大学院大学(OIST) 広報メディアセクションリーダー 名取薫氏が、自身の動物保護・フードバンクでの活動について共有しました。「沖縄は犬猫の殺処分数が全国ワースト5位に入る。また、子どもの3人に1人は貧困家庭と言われている。参加者の皆さんも犬猫を救うとともに、困っている人を助けることは、今日から始められる。」と、ボランティア募集の呼びかけと参加方法を伝えました。イベント翌日には、佐久川七星氏(TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program 2015-16アラムナイ)が、早速レクチャーで紹介されたケルビム犬猫保護施設アニマルガーデンに、ボランティアとして参加しました。佐久川氏は、「名取さんからお話を伺って気になったので、友達を誘ってボランティアに行きました。多くの犬猫がいるのに、彼らの世話をする職員が少なく、驚きました。ボランティアを必要としているので是非皆さんにも一度足を運んで欲しいです。そして、その活動をいかに継続していくかも重要な課題だと考えました。」と語りました。
今回のテーマ・イベントはTOMODACHIアラムナイ・リーダーシップ・プログラムの一環として実施され、プルデンシャル財団の多大なるご支援のもと運営されています。