宮城県の高校生がTOMODACHI ダラス・仙台 ヤング アンバサダーズ プログラムでテキサス州を訪問
2015年8月3日-8月11日の間、宮城県の高校生6名が2015 TOMODACHI ダラス・仙台ヤング アンバサダーズ プログラムを通してテキサス州ダラス市を訪問しました。本プログラムは毎年NAJASがTOMODACHIイニシアチブと連携し、実施されています。生徒らは、ダラス市で一週間を過ごし、ホームステイを経験した他、チームワークとリーダーシップを発揮する活動を行いました。
プログラムの初日には、ダラス市長代理のモニカ・アロンゾ氏主催の歓迎会が市庁舎で開催され、高校生に激励のメッセージを頂きました。また生徒らはダラス国際問題評議会取締役副社長ベス・ハドルストン氏とダラス・ フォートワース日米協会取締役社長ジョン・スチッチ氏からダラスの行政について学びました。ダラス市の優れたリーダーとの交流に加えて、ジョージ・W・ブッシュ大統領図書館・博物館やJFKの暗殺に関するシックス・フロア・ミュージアムなどの施設も見学した他、フォートワース自然保護区でバイソンのヘイライドにも参加しました。
今回のプログラムの趣旨は、現地の文化を学ぶことに加え、地域の人々に日本文化や東日本大震災とその復興について紹介することです。訪問したスコティッシュライト小児病院では、生徒達はボランティア活動に参加し、幼い患者達に七夕飾りを贈りました。またテキサス大学ダラス校を訪問した際には、同校の学生と、人々は文化や国籍によって、意見や問題解決方法がどのように異なるか等、議論する機会もありました。
参加者の根本佳奈氏はダラスの人々と交流した経験を次のように語りました。「最も充実した9日間を過ごすことができました。たくさんの人に仙台や震災のことを知ってもらう良い機会となったと思います。温かく迎えて頂いたホストファミリーや現地の学生との交流を通して、互いの文化に対する理解を深め、国境を越えた心のつながりを持つことができました。この経験を多くの人々と共有し、今後も青少年大使として日米交流の発展に力を尽くしていきたいと思います。」
異文化理解を深め、新たな友情を築いた高校生は、新たな目標や夢を胸に帰途に着きました。参加者の林慎太郎氏は夢について「今回の旅で世界の広さを実感しました。プログラムに参加する前は、留学はあまり視野に入れていませんでしたが、興味を持ち始めました。仙台の事ももっと海外の方に知っていただきたいと思います。」と述べました。