TOMODACHI世代:土岐尚代
土岐尚代氏は、パリ、ロンドン、東京などのランウェイレポートやインタビュー記事などを書いてきたフリーランスライターで、いくつものメディアで彼女の記事を見ることができます。土岐氏は青山学院大学の国際政治経済学部で国際経営の学士号を取得し、卒業後は三菱商事株式会社の繊維本部、株式会社リステアホールディングス、SIJ、マルニジャパンなど、ファッション業界で多くの経験を積んできました。今秋からはTOMODACHI UNIQLOフェローシップを通して、ファッション工科大学のグローバルファッションマネージメントプログラムにて修士課程を取得予定です。将来的には、グローバルに展開するファッションブランドのマネジメント、新しいファッションメディアの発信、さらにはファッション業界の次世代の育成にも携わることを視野に入れています。
- TOMODACHI-UNIQLO フェローシップについて、こちらをご覧下さい
土岐尚代について
なぜこのプログラムに参加しようと思いましたか。
私は今までファッション業界でいろんな経験を積んできたのですが、自分の中で足りないと感じていたアカデミックなバックグラウンドとマネジメントの経験値をFITのGFMコースでは補填することができます。また、ニューヨークでの授業に加え、パリや香港での特別セミナーなどグローバルな環境で学ぶことができるというのは非常に貴重な経験になると思い、この学校を志望しました。
このフェローシップを通して日本にどのように貢献したいと思っていますか。
日本ではグローバルな人材や女性のリーダーが不足していると言われています。今回志望させて頂きましたFITのGFMコースは、ファッション業界のリーダーや起業家、それからマネジメント層の育成を目的としたコースで、先ほど申し上げた人材の育成にとても役立つコースです。また、ニューヨークというファッションビジネスの最先端の都市なので、このようなインターナショナルな環境で勉強させて頂き、日本に帰ったときに自分が学んだことを何かの形で日本の社会に還元することで貢献できたらと思っています。
UNIQLO代表取締役会長兼社長の柳井正氏は日本に「グローバル人材」が必要だと言っています。土岐さんはどう思いますか。
これからのファッション業界において、世界的なブランドのグローバル化はますます進んでいくと思います。その際に、NYのようなミックスカルチャーが混在する環境での生活やその中で揉まれた経験はとても大事になってくると思います。また、日本を出て海外で学ぶ、またはグローバルの人材になるための教育を受けるというのも、グローバルな人材になるための種をまく非常に重要な機会だと思っています。
TOMODACHI世代にはたくさんの若者がいます。その子たちの中には留学やファッション、そしてビジネスに興味を持っている人がたくさんいると思うんですけでも、その子たちにとって土岐さんが先輩としてアドバイスをあげるならどのようなアドバイスをあげますか。
私もまだ自分の道の半ばなのですが、やはり社会に出ると、大きな障壁に阻まれたり、困難にぶつかったり、色々な葛藤があったり、様々なことを経験すると思います。ですが、信念を持って突き進んでいけばいずれ道が開けることがあると思いますので、ぜひみなさんも自分を信じて頑張っていただければと思います。そしていつかその日本や世界のファッション業界を一緒に盛り上げられるよう、お互いに貢献できればうれしいなと思います。