第6回TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議をカリフォルニア州ロサンゼルスで開催、日米の学生が未来のグローバルリーダーについて考察
4月5日から8日にかけて、第6回TOMODACHI大和ハウス学生リーダーシップ会議に参加するため、41名の日米の学生がカリフォルニア州ロサンゼルス市に集結しました。
本プログラムは、日米関係の明日を担う、次世代のリーダーに、研修の機会を提供するユニークなプログラムで、現在アメリカの大学で学ぶ日米の学部生と院生が、互いに協働し、友情を育みます。第6回となる本会議の参加者は、米国西海岸の主要都市(ワシントン州シアトル市、オレゴン州ポートランド市、ロサンゼルス市、ハワイ州)とその周辺にある大学から選出されました。
第6回会議のテーマは、「日米ビジネスとコミュニティパートナーシップ:明日のグローバルリーダーの実践的な洞察」でした。
4月5日にロサンゼルス到着後、学生たちは大和ハウス工業株式会社の紹介をはじめ、TOMODACHIイニシアチブや会議の概要説明を受け、早速グループに分かれて緊張を解くためのアイスブレイク・アクティビティを行いました。
翌日からスタートした本会議は、米日カウンシル 会長 アイリーン・ヒラノ・イノウエと、大和ハウステキサス株式会社代表取締役社長 脇田健氏、在ロサンゼルス日本国総領事千葉晃氏の挨拶で幕を開けました。千葉総領事は米日関係と日中関係に着目し、日本のグローバル化について講義を頂きました。
また、参加者たちは「リトル・トーキョー」にある全米日系人博物館を訪れ、日系アメリカ人の強制収容の歴史と戦後補償運動について学びました。参加者はリトル・トーキョーを探索するツアーを通じて、日系コミュニティがロサンゼルス市の地域社会に与えた影響を理解する機会を得ました。ロサンゼルス在住の参加者は、「ロサンゼルスの日系アメリカ人に関する歴史を今まで知らなかったので驚きました。今回、その歴史を深く知ることができました。日米関係を促進するために多くの組織が活躍していることを嬉しく思います」と述べました。
4月7日は、参加者は様々なセッションに参加しました。日米のビジネスパートナーシップ、過去に直面した課題やグローバルなキャリア構築など、多岐にわたる内容が取り上げられました。各セッション中やその後には、参加者同士で議論をしたり、参加者のそれぞれの将来の目標などについて登壇者に直接質問をしました。夕方は「LA48 Foundation」で開催された歓迎会に出席し、ロサンゼルスに在住する米日カウンシルのメンバーらと交流しました。レセプションではアイリーン・ヒラノ・イノウエの歓迎の挨拶後、千葉総領事、大和ハウス工業株式会社顧問竹内春久氏より挨拶を頂戴しました。
会議最終日には、目的持ってリーダーとして成長を続ける方法を模索するパネルディスカッションに参加しました。パネリストたちは、仕事をする上で何が彼らを突き動かしているか、また情熱を持つことの重要性を語りました。また、参加学生に「あなたの情熱を表現して下さい。そうすれば、人々はあなたの話を聞くものです」と助言しました。
参加者の一人は「プログラムを通して、様々な分野の方に出逢たことは、私をリーダーとして成長させてくれました。なぜなら、それは私に「カンファ―ト・ゾーン (居心地の良い場所)」から飛び出し、新しい考え方やアイディアへと導いてくれたからです。通常、カンファ―ト・ゾーンから抜け出すことは、心地よくないことですが、良いリーダーになるためにはそのような場所で最善を尽くすことが必要であると学びました」と話しました。