TOMODACHIアラムナイが新たな日米関係の考察する「パシフィック・ビジョン21」の開催記念レセプションに参加
2015年5月8日にTOMODACHIプログラム経験者(アラムナイ)が「パシフィック・ビジョン21」の開催を記念したレセプションに参加しました。出席した8名のアラムナイは福田康夫元首相、藤崎一郎前駐米大使、日本人で二人目となる米国メジャー・リーグのピッチャーである野茂英雄氏、そして赤石康元国際連合事務次長といった各界の第一人者およびアイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長と懇談しました。
2014年12月4日に開催された第1回目「パシフィック・ビジョン21」は日米関係強化の功績を持ち、尽力している、日米を代表するリーダーの会合です。この取り組みは福田康夫前首相、代表取締役会長兼社長CEOの御手洗冨士夫氏、米国で元連邦下院議長を務めた下院議員デニス・ハスタート氏、そして前合衆国上院院内総務トーマス・ダシュル氏が提言をまとめる共同委員長を務めています。
オープニング・レセプションには公共部門と民間部門を合わせて約200名が出席しました。開幕式典の挨拶ではデニス・ハスタート氏が若い世代のリーダーシップの大切さを強調しました。特に、次の30年間をより良いものにするために、過去70年間、前の世代がやってきたことを、若者たちにどう受け継いでもらうか、イベントに参加している代表者たちが果たす役割は重要だと述べました。
現在東北大学で留学中のTOMODACHIブリッジング・スカラーとハワイ大学マノア校4年生であるチャッド・ナカオカ氏もオープニング・レセプションに出席しました。彼は機械工学専攻であるため、たくさんの参加者と会話した中でもリチャード・レスター教授との会話が最も洞察力に富み、面白かったと語りました。レスター教授の分野は原子核科学と工学のためナカオカ氏は教授の視点から見た福島の原子力発電所の惨事のについて聞くことができました。そして、ナカオカ氏も自分の東北大学での研究を教授と共有しました。「僕は、卒業して学士号を取得した後は、日本に戻り医用生体工学を学びたい」と語りました。ナカオカ氏は日系アメリカ人二世として日本と米国の架け橋の役割を果したいと将来の夢を語りました。
「パシフィック・ビジョン21」など要人が集まるイベントへのTOMODACHIアラムナイによる参加はプルデンシャル財団が支援するTOMODACHIアラムナイ・リーダーシッププログラムの一環として実現されています。重要なイベントへのアラムナイの参加は、彼等が正式なビジネスの場で自分たちを雄弁に表現する特別でユニークな機会を与えます。 TOMODACHIアラムナイは50を超えるプログラム全てのアラムナイと人脈を拡大できるだけでなく日米関係を形作る著名人と対面し、話し、ネットワークを構築する機会も与えられます。