サッカー米国女子代表チームによる東北の子供のサッカー教室
2012年3月26日 – 米国国務省教育・文化局と米国サッカー連盟は、「スポーツを通じた女性と少女の地位向上」の一環として、サッカー米国女子代表チームが 3月27日に、昨年の東日本大震災で被災した仙台市のサッカー競技場で、日本の子どもたちを対象にサッカー教室を開催すると発表した。
代表チームのメンバーは、若い女性がひとつのことに打ち込み、努力することで目標を達成できることを示す。国務省は「スポーツを通じた女性 と少女の地位向上」の下に、同省のあらゆる国際スポーツプログラムを利用し、世界各地でスポーツに参加する女性や少女の数が増えることを目指し ている。
米国女子代表チームによるサッカー教室は仙台市泉総合運動場・泉サッカー場で、午後5時から開催予定。サッカー教室の取材に関する 問い合わせは、在日米国大使館報道室のクリストファー・クウェードまで。
米国女子代表チームによるサッカー教室は、日本、東北地方の若者、TOMODACHIを支援する米国の強い決意もはっきりと示す。 TOMODACHIは、日米両国政府と米日カウンシルが主導し、企業、非営利組織、個人が支援する官民パートナーシップである。野球殿堂入りを 果たし、国務省のスポーツ特使でもある元大リーガーのカル・リプケン・ジュニア氏が2011年11月に日本を訪れ、東北地方で多くの子どもたちと交 流した。今回のイベントはこれに続くものである。
スポーツによる外交はクリントン長官の「スマートパワー」構想に基づいており、サッカーを含めあらゆる外交手段を取り入れ、人々を結び付け相 互理解を深めようとしている。
国務省は教育・文化局のスポーツユナイテッド課を通じ、世界各地の若者を対象としたスポーツ交流プログラムを実施している。「スポーツビジ ター」は、交流プログラムに参加するため米国に訪れる若い選手やコーチである。2003年以降、スポーツユナイテッド課はスポーツビジター・プログラム 参加のため、58カ国から900人を超える選手を米国に招待している。また2005年以降、スポーツ特使プログラムに参加する200人以上の米国 人選手を50カ国に派遣している。