プログラム参加者・TOMODACHIアラムナイに聞いてみました!:八木まりな氏
「TOMODACHI-UNIQLO フェローシップ」2019年フェローの八木まりな氏へアメリカでの留学生活についてお話ししていただきました。
Q1:今アメリカで、どんなことを学んでいますか?
2019年にFITへ入学し、現在グローバル・ファッション・マネジメント分野でビジネス・ストラテジーを学んでいます。授業では、ビジネスポリシーやインターナショナルカルチャー&ビジネスを学んでおり、次の学期にはマーケティングやブランディングなどの授業を受ける予定です。ファッションとは直接関係しない分野の企業経営における成功例の研究を行ったり、またその逆、失敗例も研究し、自分自身で解決方法やストラテジーの立案などをして、マネジメントの実践的な勉強を行っています。日常会話には出てこない聞いたことのないような専門的な英語が飛び交う中、常に辞書を片手に猛勉強の日々です。
Q2:プログラム参加前と現在、どんな変化がありましたか?
学生の時、質問するという文化に身をおいていなかったので、初めの頃は大学院の授業で手を挙げて発表するということに抵抗がありました。でも、アメリカではわからなかったら手を挙げて尋ねるのが当たり前の文化です。周りの助けもあって、次のセメスターからは気にせず臆せず手を挙げて、発言できるようになっていきました。それから、洋服に対する見方も随分と変わりました。今までは「洋服=デザイン」で見ていたのですが、勉強をはじめてから「洋服=数字」で考えるようになったと思います。生地の違いによる原価コストだったり、他の国で縫製を行った場合の販売価格はどうなるのかだったり、輸入販売する場合はどう算出するのかなど、以前は考えも及ばなかった見方をするようになりました。
Q3:気分転換にどんなことをしていますか?
ニューヨークではたくさんのイベントが開催されているので、見に出かけてストレス発散しています。特にミュージック・イベントが素晴らしくて、クラシックからポップス、ジャズ、R&Bまでありとあらゆるミュージック・カルチャーに触れています。無料イベントも多く、ライブで思いっきり叫んで踊って自分を表現しているアメリカの人たちに混ざって、私自身も楽しんでいます。
Q4:大学院での授業に全力で励まれている現在ですが、次に目指していることや気になっているテーマなどありますか?
アメリカにいるといろんな視点で物事を考えることが私自身多くなりました。 ニューヨークでは特に自然環境に配慮する「サステイナブル」について考える機会が増え、私自身の関心事でもあります。特に今学んでいるファッション分野における「No waste(無駄を一切出さない)」に取り組んでいきたいし、日本にもこの考え方や情報を広げていき、もっと個人レベルで、当事者意識をもって考えられるような社会にしていけたら良いなと考えています。
Q5:2020年の抱負は?
ときにアメリカという国、人々のエネルギーの強さに負けそうになることがあります。 自分を強く持ち物事に対してはっきり「イエス・ノー」を示すことができて、 自分のオピニオンをきちんと言える人になりたいです。
Q6:あなたにとって「TOMODACHI」とは?
日本とアメリカとの繋がりはとても大切だということ、次世代の人々へ英語を学ぶ機会や、お互いのカルチャーをリスペクトし、言語のバリアを破ることの大切さを教えてくれました。日本のカルチャーが好きな人も多いアメリカですし、バリアを感じないくらいの友人と巡り合う機会を作ってくれたのが、TOMODACHIでした。
Q7:これから「TOMODACHI-UNIQLO フェローシップ」へ参加したい方へ、先輩としてのメッセージをお願いします!
常にオープンマインドでいることは大切です。留学するとたくさん辛いことや嫌になることもあるけれど、オープンマインドで他者とのコミュニケーションをしながら、乗り越えて頑張ってほしいです。そうすると、良いこともいっぱい見えてくるんです。 「TOMODACHI-UNIQLO フェローシップ」で先に留学している先輩たちはとても仲が良くて、情報交換などしながら繋がっています。困ったときにアドバイスをくれたり、お互いにコラボして作品を作ったりしている方々もいるんですよ。 これから加わってくれる新しい仲間も大歓迎です!