理系学部専攻の10名の女子学生が、TOMODACHI-STEM@Rice University Programで5週間の研究インターンシップに参加
2019年2月16日から3月24日にわたり、理系学部を専攻する女子学生10名が、TOMODACHI-STEM@Rice University Programを通し、テキサス州ヒューストン市にあるライス大学を訪問し、科学またはエンジニアリングの研究室で実施される研究インターンシップに参加しました。本プログラムは、参加者に最先端の科学・エンジニアリング研究活動に触れる機会をはじめ、米国の高等教育を体験し、米国人学生や米日カウンシルメンバーとの交流を通してリーダーシップを学ぶ機会を提供します。
2019年プログラムは、生物科学、科学、コンピューターサイエンス、ロボット工学、地球科学、物理学と多岐にわたる専攻分野の参加者が集いました。
はじめの4週間、参加者たちは、ライス大学の研究室でそれぞれの研究プロジェクトに取り組み、最後に英語でポスタープレゼンテーションを行いました。ヒューストン滞在中には、米国の高等教育および大学院研究の講義、異文化コミュニケーションやプレゼンテーションスキルの向上を図る研修に参加しました。また、米日カウンシルが共催しテキサス・アジア・ソサエティセンターで開催されたSTEM(科学・技術・工学・数学)関連イベントなどにも参加する機会を得ました。さらには、NASAスペース・ヒューストンやロデオ・ヒューストンの見学や、本プログラムの協賛企業であるダウ・ケミカル・カンパニーを訪問し、STEM分野のキャリアについて学びを深めました。
プログラム後半には、参加者は東海岸に移動し、科学や技術、グローバル・リーダーシップについて学ぶ1週間の研修に参加しました。リーハイ大学でのSTEM分野における女性のグローバル・リーダーシップ研修から始まり、参加者は専門性の開発や起業家精神についての講義を受けた後、同大学のSTEM分野の女性教員と学生らと交流する機会に恵まれました。ワシントンD.C.では、参加者は、米日カウンシルのローラ・ウィンスロップ・アボット取締役副会長兼COOと面会し、日本社会におけるSTEM分野の女性の役割について活発な意見交換を行いました。
参加者の一人である福田萌斐氏はプログラムを振り返り「英語を用いたセミナーで発言することに萎縮してしまっていた自分が、自信を持って自らアイデアを表明できるようになりました。日本にとどまらないで活躍するための自信を得ました」と述べました。
本プログラムは、ダウ・ケミカル日本株式会社 の多大なるご支援により実現しています。