TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム事後報告会:参加者たちが一年間の集大成を発表
2016年11月27日、TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラムの事後報告会が東北大学災害研究所にて開催され、12名の学生参加者が本プログラム全体を通した学びや気付き、そして将来への展望を発表しました。
本プログラムは、東北の災害医療を専攻する看護師の能力育成を図るプログラムで、事前研修、米国研修、事後研修の3部構成となっています。事後報告会会場には参加学生の家族や友人だけでなく、昨年度の参加者およびプログラムの支援・協力を頂いた関係者も参加しました。
冒頭の挨拶ではジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 代表取締役社長 日色保氏が参加学生を称賛し、今後に向けて学生にエール送りました。また、これから医療看護の世界を担っていく学生に、是非今回の学びを生かし、自分が感じとった事をこれから先も大事にして欲しいと激励しました。
続いてプログラム概要・個人・メンターからの成果発表が行われました。「プログラム概要」では、代表者5名が、この一年間の活動について順を追って紹介しました。 また、米国研修の様子をまとめたビデオも上映し、参加者に研修中の様子を紹介しました。「個人発表」では一人一人がそれぞれの思いや信念を伝えました。各自5分間という短い時間ながらも、内容だけでなく、身振り手振りに至るまで細部にこだわり、研修で学んだ成果が表れていました。「メンターからの成果発表」では、事前研修や課題、米国研修中はもちろん、帰国後のセミナーや課題でも密に参加学生の指導をした視点から、学生の成長や成果、そして将来へ向けての期待などが述べられました。
研修会の最後は、事前研修から温かいご支援とご協力を頂いた東北大学災害国際研究所の江川新一氏が「参加者の成長を目の当たりにし、これからの学生達の活躍への期待が高まると共に、本プログラムへ益々の期待を寄せています。またこれらもこのような活動が災害医療の分野のさらなる発展と繁栄の手助けになることを願っています。」と述べました。
懇親会では、学生の活動を労う言葉や感謝の言葉が飛び交いました。またTOMODACHIプログラムの参加者間のネットワーク構築にも繋がる大変有意義な機会となりました。
本プログラムの参加者から以下のようなコメントが寄せられています。
「プログラムを通して出会えたすべての方々は、普通に福島県で看護学生をしているだけでは決して出会うことのない方ばかりでした。本当に貴重な出会いだったと感じています。このつながりをいつまでも大切に、看護者となってからも互いに高め合える存在となっていけたらと思います」(馬場仁美氏)
「次世代のリーダーとして自ら動き、周りの人々の心を動かせる医療従事者を目指したいと思います。」(高江由香氏)
TOMODACHI イ二シアチブでは、現在「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム2017」の参加者を募集しています。詳細はこちらをご覧下さい。