2015年度TOMODACHI MUFG国際交流プログラムでカリフォルニアの高校生が日本文化を経験
2015年6月27日から7月12日、南カリフォルニアの高校生20名がTOMODACHI MUFG国際交流プログラムを通して、日本を訪問しました。参加した高校生は2週間、東京、仙台、気仙沼、広島、京都を訪問し、様々な文化交流活動やホームステイを体験しました。
本プログラムは、東京に本社を構える株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループで開催された歓迎会でスタートを切り、参加者は同社社長兼最高経営責任者(CEO)である平野信行氏から、激励の言葉を受けました。また、在日米国大使館広報・文化交流担当公使のマルゴ・キャリントン氏から、キャリアやTOMODACHIイニシアチブとの仕事について話を伺いました。
次に参加者達は仙台市を訪れ、ホームステイを体験し、日本文化や家庭の習慣などを学びました。多くのアメリカ人参加者は、このプログラムに参加するまで日本を訪れたことがなかったため、ホームスティは新しい文化を学んだ忘れ難い経験になりました。
ホームスティを通して友情を深めた第二の家族と別れを告げた後、参加者は東日本大震災で甚大な被害を受けた気仙沼市を訪問しました。津波の爪痕を目のあたりにした参加者は、自然災害に対する準備の大切さを学びました。また、東北の人々が希望をもって地域復興に取り組む姿に感銘を受けました。
本プログラムは、日本の歴史が色濃く残る街、京都で締めくくられました。参加者は金閣寺を見学し、また座禅を体験、そして地元の高校生と共に1日を過ごしました。また広島では、平和記念館を訪問し、原爆被爆者の方々からお話しを伺いました。
お別れ会では、参加者はプログラムを通して発見したことを発表しました。参加者の、アシュリー・タダノさんはこのプログラムを振り返って、「私の人生を変えた素晴らしいプログラムを提供してくださった皆様に、本当に感謝しています。このプログラムを通して、私はたくさんのことを学びました。自分たちの地域に貢献できる、よりよい学生大使、またリーダーになる為にはどうすればよいか考える、素晴らしい機会になりました。また、日本人の先祖を持つ私にとって、家族の歴史を学べたことは、貴重な体験になりました」と述べました。人生を変える素晴らしい経験をした参加者は、TOMODACHIアラムナイとして日米関係の強化に積極的に関わっていきたいという思いを共有しました。参加者は、たくさんの友情と思い出を胸に、南カリフォルニアに帰国しました。
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