TOMODACHIプログラムで渡米した生徒が東京でTOMODACHIビヨンド・トウモローグローバル・リーダーシップ・アカデミー 2015に参加
2015年3月 6日から8日までの3日間、バンクオブアメリカ・メリルリンチの支援により、 TOMODACHI ビヨンド・トウモローグローバル・リーダーシップ・アカデミー2015が開催されました。TOMODACHIプログラムで渡米した東北出身の高校生63名と、大学生チームリーダー9名が参加し、最終日には「ミレニアム開発目標―ポスト2015」をテーマに、グローバルアジェンダの解決に求められる取り組みを、150名の様々な分野で活躍する招待客の前で発表しました。
初日、オープニングセッションでは、イノラボ・インターナショナル 共同 代表を務める 井上 英之 氏より、社会問題を解決するための重要なエッセンスをご講談頂きました。その後、コミュニケーション・ワークショップではバンクオブアメリカ・メリルリンチ社員の方々にご協力頂き、生徒たちはTOMODACHIプログラムでの体験、将来の夢を社員の方々に英語で紹介し、また彼らに質問をしました。
2日目、生徒達はグループに分かれ、世界の貧困問題を人権、医療、教育の分野から考え、どのように解決していくか、アクションプランの策定を開始しました。まずは3つの分野の専門家にお話しを頂き、問題について議論を深めていきました。人権の分野からは、国際NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表及び弁護士を務める 土井 香苗 氏、医療の分野からは、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金 CEOを務める スリングスビー BT 氏、教育の分野からは、Teach For Japan 創設者・代表理事・CEOを務める 松田 悠介 氏をお招きしました。
最終日の閉会式にて、各グループは、さまざまな分野でご活躍の150名の招待客の前で、各チームで策定したアクションプランを発表しました。教育の分野から貧困問題を解決する発表を行ったグループの1つが優勝し、外務省国際協力局審議官を務める豊田欣吾氏にプランを提出しました。
TOMODACHIプログラムの経験を活かし、グローバルな課題を議論する中で、当事者意識を持ち、未来を担っていく自らが出来ることは何かを考え、グループで議論する事の意義を学んだ3日間となりました。
TOMODACHI世代の声
阿部 成子さん(高3、TOMODACHI MUFG 国際交流プログラム)私は今回が3度目のGLA参加となりましたが、今回が1番充実していました。自分の話をするのはもちろんですが、人の話を聞く機会も多いです。言葉は形がないし、すぐに忘れてしまうから無力かもしれないけど、気持ちを直接口に出すという行為は、何よりもわかりやすく感情を表現できる手段だと、今回学びました。
千葉 美乃里さん(高3、TOMODACHI サマーコカ・コーラホームステイ研修プログラム)私は将来看護師として世界を舞台に働きたいと思っているので、今回自分の班のテーマであった医療から学ぶことはとても多かったです。今回出会った仲間やメンターの方々、ゲストスピーカーの方々と連絡を取り続けて、自分の将来の夢に向けて、色々なことを吸収し続けたいです。
佐々木真琴さん(高3、TOMODACHIサマーソフトバンクリーダーシップ・プログラム)GLAに参加した学生は行動力のある学生かもしれません。しかし、実際に学んだことを活かして、「自分自身で企画し、行動することの出来る学生」はまだ多くないと感じます。行動に移すことは難しいことかもしれなませんが、自分自身が動くことで救われる命、自分が本気になることで動く人がいる、ということを忘れず、この会が終わった後でも、切磋琢磨できる集団でありたいと思います。