マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社が、TOMODACHIイニシアチブについて「官民パートナーシップのモデル」と提言
2014年9月16日、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社にて、マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下マッキンゼー)による善意で行わたTOMODACHIイニシアチブの今後の戦略的活動内容と実現するための方法についての発表が、TOMODACHIイニシアチブのストラテジックパートナー、スポンサー、米日カウンシルメンバー約50名を招待し行われました。TOMODACHIの将来的戦略、官民パートナーシップとしての役割、社会に与える影響について焦点が置かれました。
司会進行は、マッキンゼー日本支社 マネージング・ディレクターディレクターを務めるトッド・ギルド氏が務め、米日カウンシル会長 アイリーン・ヒラノ・イノウエ氏 によるオープニングスピーチでは、TOMODACHIイニシアチブに長期的に支援をしてくださる支援社の代表者へ感謝の言葉が述べました。
続いて、ジェイソン・P・ハイランド在日米国大使館首席公使が在日米国大使館と米日カウンシルの共同プロジェクトである「TOMODACHIイニシアチブ」を通じて、日米の継続的で強力な友好関係を築き、次世代のリーダーとなる若者の教育に更に注力したいと意欲的なコメントを寄せました。
今回の本題となった、TOMODACHIイニシアチブの将来的戦略、官民パートナーシップとしての役割、社会に与える影響、組織としての成功と成果、東京オリンピックイヤーとなる2020年に向けた目標等をマッキンゼーのトッド・ギルド氏が発表しました。同社がこれまでのビジネスで培った様々な知識を踏まえ様々な角度からTOMODACHIの将来について研究した結果、異文化リーダーシップに含まれる4つの段階の内、1. 興味や探究心を持つ、2. 想像する力を与える、3. (TOMODAHIプログラム経験者プログラムを通して)断続的で長期的なリーダーシップ育成をするという3つの重要な段階を含んでいることが判明したと言及しました。
TOMODACHIイニシアチブはプログラム参加者に対し、次世代のリーダーとなるための学術・専門的な知識や、強い起業家精神、サービス精神を培う経験を与えるだけでなく、プログラム参加者以外の若者に対して、素晴らしい影響を与えることができると説明を付け加えました。
発表の終盤ギルド氏は支援者に対して、TOMODACHIイニシアチブと継続的なパートナーシップを続け、支援社それぞれが目指している目標と関連のある革新的なプログラムの構築や、更なる日米関係の強化に努めて頂きたいと願いスピーチを終えました。
発表の後、今回のイベントの為に来日していた、マッキンゼーのグローバル・マネージング・ディレクターを務めるドミニク・バートン氏による、官民パートナーシップの重要性についてのディスカッションが行われました。同氏は、TOMODACHIイニシアチブを「本物の灯台」(“a real lighthouse”)と代称しました。また、異文化リーダーシップにおいて、革新的な官民パートナーシップのモデルであると述べました。
JPモルガン証券株式会社のマネージングディレクター兼人事部長を務めるアリソン・バーチ氏は「
イベント後に開かれたレセプションでは、これまで様々なTOMODACHIプログラムに参加した経験者5名が登場し、支援社代表の方々に感謝すると共に、彼等が経験したことを報告することのできたよい機会となりました。
TOMODACHI-東芝科学技術リーダーシップ・アカデミーに参加した柴田尭彦氏は「TOMODACHIプログラムは本当に自分の人生を変えてくれました。プログラム中、エンジニアデザインのプロセスを学ぶために、 様々な博物館や施設を訪れたこと、言語の壁を乗り越えて行ったディスカッション、参加者と話した深いトーク等すべての経験と思い出は私の宝物です。自分の経験とどの様に自分に影響を与えたかを共有することができて本当に嬉しいです。」と述べました。