TOMODACHI住友商事奨学金プログラム第11期生、東海岸研修を修了
2025年3月3日から8日にかけて、TOMODACHI住友商事奨学金プログラム第11期生の10名が、ニューヨークおよびワシントンD.C.で実施された東海岸研修に参加しました。
奨学生たちが、それぞれの留学先からニューヨークに集まり、研修が始まりました。翌日には米州住友商事(SCOA)のニューヨークオフィスを訪問し、これまでの留学生活での成果について一人ひとりがプレゼンテーションを行いました。また、ロボット技術を活用した多機能インテリアソリューションを開発するOri社への訪問では、起業家精神について貴重な洞察を得ることができました。さらに、コロンビア大学でのワークショップでは、国際関係における日本の役割やリーダーシップスキルについて活発な議論が交わされました。奨学生の一人である入尾野智紀氏は、「リーダーシップは一つの形にとらわれるものではなく、誰もが発揮できるものだということに気付きました。これからの留学生活、そして将来のキャリアにおいても、この考え方をチームプロジェクトなどで活かしていきたいです。そうすることで、肩書きに関係なくリーダーシップを発揮できると思います」と述べました。
研修の後半はワシントンD.C.へ移動しました。一行はSCOAのワシントンD.C.オフィスを訪問し、その夜の夕食会ではビジネス界のプロフェッショナルからキャリアに関する貴重なアドバイスを受けました。翌日は米国連邦議会議事堂やワシントン記念塔、第二次世界大戦記念碑、リンカーン記念堂などの歴史的名所を見学し、アメリカの歴史について学びました。その夜に開催された米日カウンシル(USJC)メンバーとの夕食会では、USJC名誉理事長のスーザン・モリタ氏から激励の言葉が贈られました。その後、学生たちは参加したUSJCメンバーたちと積極的に会話し、将来は政府関係者や起業家として日米関係に貢献したいという抱負を語る者もいました。また、多くの学生が、米国での留学経験が異文化理解を深める上でいかに重要な役割を果たしているかを強調しました。
第11期生の米国での1年間の留学生活も間もなく終了します。多くの経験を積んだ10名の奨学生たちは、帰国後、7月に住友商事本社(東京)で行われる式典に出席する予定です。